読書をするときに目的を持って取り組んでいますか?

「この1冊からこれを学びたい、そして活用していきたい」と目的を持って読書することはなかなかないと思います。

実際に読書をして行動を起こす人は1/10人といわれており、読書から学んだことを活かしている人が少ないのです。

そこで読書を活かしていくための読書術として出口汪さんの著書『出口汪の頭がよくなるスーパー読書術』をご紹介します。

『出口汪の頭がよくなるスーパー読書術』

『出口汪の頭がよくなるスーパー読書術』とは、どんな1冊なのか、出口さんはこういっています。

 

本書は単なる読書術ではなく、「頭がよくなる読書術」だということだ。

ただ楽しむための読書に留まることなく、獲得したものを自分の血肉にし、あるいは活用することができるようになるための、「スーパー読書術」である。

 

読書しておわりではなく、次に活用するための読書術です。

そのためには、知識として自分のものにし、それを活用すること。

それが本書『出口汪の頭がよくなるスーパー読書術』である。

 

読書によって得た知識を定着し、さらにそれを活性化させ、活用すること、それが可能なら、私たちの人生は随分と豊かになるはずだ。

読書から必要な情報を抜き取り、反復、記憶し、それを自在に使いこなせるよう、頭の中に回路を作ってやる。

それが「頭がよくなる読書術」である。

 

この頭がよくなる過程には、「反復」「記憶」「活用」が入っている。

この工程の中で、頭の中に思考回路が出来上がり、頭がよいといわれる状態に近づいてくる。

この工程で私たちが難しいと感じるのは「記憶」の部分ではないか。

うまく記憶ができないから、次に活用できない。

この記憶を高めることで次に活かせる読書になる。

では記憶を高めるにはどうしたらいいだろう。

著者の出口さんはこういっている。

 

記憶するには、二つの条件がある。そのどちらか一つを満たさなければならない。

一、理解すること

二、何かと関連づけること

そうやって記憶したものも、そのままにしておけば、一年でほぼ七割ほど忘れるという。忘れないためには、反復するしかない。

だから、理解したことを、使いこなすこと(理解していないことは、使うことはできない)。使っているうちに身につき、やがて忘れなくなる。

逆に、正確な記憶なくして、思考力は育たない。私たちは何もないところで、ものを考えているわけではない。必要なことを記憶し、その記憶された知識を使ってものを考え、文章を読む。

そうしたサイクルの中で、次第に記憶は蓄積され、使い続けることでそれは活性化され、自分のものとなる。

そのためには、論理的な読解が不可欠である。

いくら読んでも何一つ身につかない人は、読解の仕方そのものをもう一度見直さなければならない。

 

この文章から、記憶を高めるということには「反復」が必要だとわかる。

何度も反復することで、理解し自分のものとなる。

記憶が高まる要件としてこう書いてある。

 

記憶するためには、次の要件を満たさなければならない。

I  理解すること、あるいは物事を関係づけること。

II 反復し、定着をはかること。

III 使ってみること。

 

どんな頭がよい人でも一度で記憶するわけではない。

何度も反復する中で、理解し、物事がつながる。

それらの繰り返しで自分の頭に記憶として残っていく。残ったものが思考する家庭で結びつき、考えるためにタネとなるのだ。

考えるとなったとき、文章で記憶することは困難であると思う。

できるだけ単語で抜き取り、自分の頭の中でつなげていく。

それは単語の方が文字数が少なく記憶しやすいからだ。

命題を抜きとる

では文章の中から大事なポイントを抜き取りたいときどうすればよいのか。

ポイントはこれだ。

 

まとまった文章には、必ず筆者が伝えたいことがある。それを仮に命題と名付けよう。命題であるためには、二つの条件がある。

①一般的・普遍的であること。

②論証責任を伴うこと。

 

命題の条件として「一般的・普遍的」「論証責任を伴う」とある。

一般的・普遍的はわかるだろうが、論証は聞いたことがない。

では論証とは。

 

論証とは、「筋道を立てて説明すること」である。その筋道の立て方には、大きく二つある(細かく分ければきりがない)。

①イコールの関係

②対立関係

 

この二つのどちらかの関係になっているもの。

筋道の立て方の違いはあるが、どちらかになっている文章は筆者が伝えたい命題のことが多いとのこと。

私もですが、この考え方に慣れるまでは命題を探し出すのに時間がかかります。

そこで簡単な命題の探し方がこれです。

 

一見、難解な文章があなたの目の前に並んでいるとしよう。でも、決して恐れることはない。

どれほど難し文章でも、命題はたった一つだけで、それはすでに小見出しとしてあらかじめ提示されている。

命題をAとすると、あとは、そのAを形を変えてくり返すのか、あるいは対立関係Bを利用しているだけなのだ。

それが分かると、どんな難解な文章も面白いほど分かってくる。

さらに一つの小見出し段落で、AもBもCも述べることはめったにない。

大抵は、小見出し段落で筆者が言いたいことは、たった一つである。もし、新しいことが言いたければ、次の小見出し段落に移ることが一般的である。

 

ほとんどが小見出しを見ればわかるといっています。

文章を読んで著者の伝えたいことを探すのではなく、小見出しを先に読んで著者が伝えたいことをわかった上で、文章を読んでいくこと。

そうすることで文章は楽しめます。

本を読む前に目次に目を通してから読み始めるのも、命題を読み取るためのものかもしれません。

さいごに

『出口汪の頭がよくなるスーパー読書術』の著者、出口汪さんは多くの文章に関する書籍を出版されています。文書から読み解く事に関してもプロであり、論理過程は学ぶべき事ばかりでした。

今回の書籍でも、読むためのポイントがわかりやすくまとめてあり、著者がどういった読書術を使っているのかわかる1冊です。読書して活用することにこそ意味があります。活用できるようになる読書術を本書で身につけてみてはいかがですか。

創造読書会のこんな記事もおすすめ

私が主催している読書会です

・創造読書会とは

思考力が上がるツール

・マインドマップ

おすすめの本

・非常識な読書のすすめ

・読書をお金に換える技術

・こんな大人になりたい!

・「ボクのインプット&アウトプット法」

・人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。

・大学で大人気の先生が語る<失敗><挑戦><成長>の自立学

・結果を出し続けるために ツキ、プレッシャー、ミスを味方にする法則